遠くへ行かなくても、いつもの道はまだ読み切れていない。
蓋をされた川は、まだ町の形を決めている。
失われた川の痕跡を辿る散歩。橋の跡、コンクリ蓋、やたら多い銭湯。
暗渠を趣味として確立させた一冊。地形図と古地図を突き合わせてから歩く流儀。
東京の暗渠を体系として読む。地形図の読み方から入れる。
515点のモノクロ写真で、消えていく日本のたたずまいを写した記録。
リスボンの坂と路地。地形が町の形を決める例として、遠くの町も。
シャッターが下りる前と、下りた後の記録。
590箇所を撮り倒した記録。もう無い店ばかりが写っている。
「復権」と言い切る本。商店街を懐かしむのではなく設計しなおす。
麻布十番が「陸の孤島」と呼ばれていた頃からの街の話。
北九州のカフェ50軒。喫茶店は商店街の生き残り方のひとつでもある。
まだ建っているうちに、見ておきたい建物の話。
文献だけだった建築史に、現地調査と関係者取材を持ち込んだ藤森流。開化篇。
その続き。洋風建築が背伸びをやめて、栄えていく時期。
大阪の近代建築は紡績業が建てた。企業文化として建物を読む。
東京の老舗を訪ねる散歩。建物と商売が一緒に残っている場所へ。
家に風呂があっても、わざわざ行く場所の話。
東京の銭湯をめぐるフランス人の記録。よそ者の目が一番よく見える。
背景画は富士山だけではない。人魚も宇宙もある、という発見の本。
ネコの街の銭湯を営むトタンくん。記録と研究が続くこの棚に、一冊だけ混ぜた創作。
タイ、沖縄、韓国、大久野島。湯を辿ると加害と被害の交差点に出てしまう。